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新型コロナウイルス台湾国内感染状況(2020/08/05時点)


8月5日に発表された台湾国内の新型コロナウイルス感染状況をお伝えします。

7月30日(木)~8月5日(水)は、海外からの帰国者8人と要確認中が1人※で、計9名の感染が確認されました。

5日までの感染者数は累計476人(国内感染55、海外からの帰国者384、敦睦艦隊の乗組員36、死亡者7)で、443人は隔離解除となりました。


※下記ニュースのベルギーに帰国予定の男性

注意:画像の新規感染者数は、8月5日(定例記者会見をした日)が0人という表記です 

出典:疾管家※2020/08/05LINE配信画像


※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。


台湾国内の最新の感染状況分布図は以下よりご確認いただけます。


yahoo!新聞 新冠肺炎全球疫情



■低度感染リスクまたは低・中度感染リスクの国や地域のリストから日本が除外


中央感染症指揮センターは5日、日本の1日当たり新規感染者が1000人を超えていることを考慮し、日本をビジネス目的の短期滞在、在宅検疫期間を短縮可能の国や地域のリストから除外しました。


これにより、今まで日本からビジネス目的の滞在は隔離7日目以降※の検査で陰性が確認されれば在宅検疫を解除することが可能でしたが、今後は通常通り14日間の隔離が必要となります。


※低度感染リスクの渡航者は 在宅検疫を開始して5日目以降、中度感染リスク渡航者は7日目以降になります



【低度感染リスクの国・地域】

ニュージーランド、マカオ、パラオ、フィジー、ブルネイ、ベトナム、タイ、モンゴル、ブータン、ラオス、カンボジア、ミャンマー

【中低度感染リスクの国・地域】

韓国、マレーシア、シンガポール、スリランカ


※8/5現在。このリストは2週間に一度更新される予定です。


詳しくは当ブログ”ビジネス目的の短期滞在、条件付きで在宅検疫期間を短縮へ”をご確認ください



■帰国予定のベルギー人男性感染確認。感染ルートは調査中


中央感染症指揮センターは8月1日に、帰国予定だった20代のベルギー人男性が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

男性は仕事のため5月3日に来台、そして帰国するため7月29日に医療機関にて自費で検査を受けたところ、8月1日に感染が確認されました。現在は症状がでていませんが病院で治療しています。


男性は台湾に来る前に味覚・嗅覚異常の症状が出た時期があり、既に自国で感染していた可能性がありますが、中央感染症指揮センターは男性が台湾で感染した可能性を検討し、台灣国内感染の同等の水準で調査を進めています。


■台湾から帰国した日本人の新型コロナ感染確認


中央感染症指揮センターは8月5日の記者会見にて、日本の国際保健規則(IHR)より通報を受け、台湾から日本に帰国した30代男性の新型コロナウイルスの感染が確認されたことを発表しました。


男性は6月15日に来台後、14日間の居家検疫(在宅検疫)を行いました。6月30日に北部の会社で仕事し、8月1日に日本に帰国しました。日本に入境する際にPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。またその男性は無症状の感染者で、現在感染経路を調査中です。


男性の台湾滞在中の主な活動範囲は北部の勤務先です。男性と接触した人は職場の関係者、宿泊先、飲食店の店員と飛行機の乗客など合わせて80人。そのうち36人が居家検疫(在宅検疫)の対象となっています。現在他にも接触者がいるか調べています。


■マスクの着用が必要な8つの場所を発表


中央感染症指揮センターは5日、医療機関を含む8ヵ所でマスク着用の必須を呼びかけています。

また、ソーシャルディスタンスを確保できない場合や、人が多いところ、密閉空間にいる時も同様にマスクを着用するよう促しています。


以下の8つの場所はマスク着用が必須です。


  1. 医療・介護機関

  2. 公共交通機関

  3. 商業施設・市場

  4. 教育・学習施設

  5. 展示会・競技場

  6. 宗教施設

  7. レジャー・娯楽施設

  8. 大型イベント会場


出典:疾管家※2020/08/05LINE配信画像


■台北MRT(地下鉄)での常時マスク着用が必須に


台北市政府は8月6日よりMRTの改札に入ってから出るまでの間、マスクの常時着用を義務付けると発表しました。

今までは改札を通過後、車両内でソーシャルディスタンスを保つことができる、もしくは仕切りなどがある場合はマスクを外しても良いとしていましたが、8月6日以降、違反者は最大15000元(日本円でおよそ5~6万円)の罰金が科され、乗車拒否が可能となります。また現在は他の交通機関については発表がありません。


台北MRT以外の公共交通機関の各種制限については、当ブログ”台湾 公共交通機関の各種制限緩和へ”記事参照



記事担当:台湾ノマドSより

台湾から帰国した外国人の感染が増えていることをうけ、マスクを着用すべき公共空間の発表と台北メトロでのマスク常時着用の義務化など、感染予防対策を再び強化したようです。感染経路が未だ不明のケースもありますが、国内感染がまだ確認されていない状況でも引き締めて防疫対策をしています。


参考:衛生福利部疾病管制署より


参考:聯合新聞網より


参考:yahoo!新聞より




上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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