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台湾 振興三倍券を国民に発行へ


6月2日、台湾行政院(内閣)院長・蘇貞昌氏は、7月15日から経済振興を目的とした「振興三倍券」を発行することを発表しました。

振興三倍券は日本のプレミアム付商品券とほぼ同じ仕組みで、ひとり当たり3000元分の商品券を1000元で購入できます。購入者は紙媒体の商品券とデジタルクーポン券のどちらかを選ぶことができます。
















写真:行政院より



受取資格:

 ・台湾戸籍を持っている台湾人(年齢制限なし)

 ・台湾人と結婚し居留許可を持っている外国人配偶者

※配偶者以外の外国人は対象外



使用可能期限:

2020年7月15日~2020年12月31日


振興券の種類:

紙とデジタルから選べます。


■紙の商品券

内訳:200元×5枚、500元×4枚

現金同様に使用できますが、基本おつりは出ません。

※おつりを出すかどうかは各店舗が判断


■デジタル商品券

デジタルは下記より選ぶことができます。


・電子決済  ・ICカード  ・クレジットカード


デジタル商品券を選んだ人はオンライン登録をするだけで、紙の商品券と引き換える必要はありません。

デジタル商品券を選んだ人はオンライン登録を行い先に3,000元分を消費した後に2000元が相殺されます。

電子決済の場合は、先に支払いをし3,000元以上に達すると決済アプリに2000元がチャージされます。ICカードは3000元消費後、コンビニで2000元分チャージしてもらえます。クレジットは請求の際に3000元に達した時に2000元が相殺されます。 ※6月10日時点


低所得者への優遇処置:

低所得者制度に申請を行っている人は、政府から該当者の銀行口座に1000元が振り込まれます。その1000元で3000元分の振興券と引き換えることができます。

この優遇処置で1000元を受け取った場合は、紙の商品券のみに引換が可能です。


引き換え方法:


■紙の商品券

郵便局:7/15より健康保険カードを提示し1000元支払い振興券を購入

コンビニ:7/1~7/7、8/1~8/7の期間にオンラインもしくはコンビニ内のマルチメディア情報端末で予約を行い、7/15~7/31、8/15~8/31に引き替え可能

*手数料不要


デジタル商品券

7/1からオンラインで登録が可能となり、7/15以降より起算して累計3000元以上の決済後、ショートメッセージで2000元の返金がある旨の連絡が入ります。(ICカードの場合現在詳細不明)

決済方法により返金方法は以下の通り異なります。

クレジットカード…翌月の請求金額から2000元が引かれます。

電子決済…使用アプリの口座内に2000元返金されます。

ICカード…コンビニで2000元分チャージ(チャージするための証明書を持って行くのか、自動的にチャージされるのか、チャージ方法不明)



使用可能範囲:

実体店舗、飲食店、夜市、伝統市場、芸術文化活動、旅行の宿泊先、公共交通機関


不適用範囲:

オンラインショッピング、税金、罰金、役所の各発行手数料、タバコ、保険、株、国民年金、金券など


オンラインショッピングは原則不可ですが、オンライン上で遊園地、観光スポットの入場券、ライブやコンサートのチケット、展示会やスポーツ観戦のチケットなどの購入は可能です。



記事担当者:台湾ノマドYより

発表されたばかりで不明な点も多く、国民からは1000元払ってから3000元のクーポン券をもらう方法ではなく、なぜ直接2000元の振興券を発行してくれないのか、現金化されたり悪用されないのかなど、今のところ国民の反応は好意的ではないようです。


参考:経済部ニュースリリース






上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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