top of page

台北の秋葉原 光華電気街を歩いてみた。

更新日:2021年7月16日


台湾いつになったら行けるだろう…。

新型コロナウイルスの収束がなかなか見えず、不安や退屈感を抱えている人も多いと思います。今回は日本と台湾の間で自由な往来ができるようになったときに、ぜひ足を運んでみてほしい台湾のディープスポットを紹介します。


台北の秋葉原とは!?


台湾にも大きな電気街があるのをご存知でしょうか。

MRT忠孝新生駅周辺(台北科技大学周辺)にある光華電気街は、別名「台北の秋葉原」と呼ばれています。

光華商場には、台湾で3Cと呼ばれるComputer(PC関連)Communication(通信機器)Consumer electronics(家電)を取り扱う専門店が軒を連ねたモールや地下街があります。

光華電気街は電子製品やマニアックな部品を扱うお店があったり、家電を安く購入できるなど地元民に人気のスポットです。

台湾に住む私の肌感覚では、平日は超マニアックなガジェットファンが集まり、休日はゲーマーやアニメファンなどが集まるディープなスポットです。



―「台北の秋葉原」へのアクセス


最寄り駅はMRT「忠孝新生駅」です。駅から徒歩数分の場所にあり、台湾ノマドからもバスで15分ほどです。

バスでお越しの際は、「光華商場」または「台北科技大學」で下車してください。



図:ノマドスタッフ作成(Google Mapより)



―光華電気街をレポート!


この電気街、実は一昔前までは今と少し違う位置にあったそうです。

台北の秋葉原の起源については、別記事『光華商場の歴史と台北の地形』にて詳しく紹介予定です。お楽しみに!


今回は現在の光華電気街の様子についてご紹介します。

まず光華電気街は、大きく分けて3つのエリアに分けられます。


図:ノマドスタッフ作成(Google Mapより)


  • 光華數位新天地…古くからあるモール。電気部品からガジェット、古本の専門店まで、専門性の高い店がひしめき合っています。中国の廉価ガジェットの取扱いも豊富。


  • 三創生活園區…光華に隣接する比較的新しいモール。台湾、海外メーカーの正規店が入っています。通信会社も入っているので、SIMも購入できます。


  • 路面店・地下街エリア…光華數位新天地にあるような専門店やメーカーの代理店が、路面店になった電気街。地下街は専門性の高い商品が多いです。


そして、ここからはちょっと未来のお話です。


地図をよく見ると光華電気街の中には、建物がない大きな空き地(旧:希望廣場)があります。ここは2016年に台湾の大手保険会社「全球人壽」が土地所有権を41億元相当で買収して現在、複合型商業施設を建設しています。どんな施設ができるかなどは発表されていませんが、完成したら光華電気街の新たなランドマーク的存在になることは間違いなしですね!


参考:Yahoo!新聞

全球人壽逾41億元標下希望廣場 將打造複合型商用大樓


それでは、ぶらり気分で光華電気街の各モール、エリアの中をのぞいてみましょう!



―光華數位新天地


6階建ての施設で、低層階にガジェット類が取り揃えられており、上層階になるにつれ、専門性の高い部品やケーブル、基盤などを取り扱う店が増えていきます。


外観(ノマドスタッフ撮影)


1階にはフードコートも。地元食の強い、B級グルメが多いです(ノマドスタッフ撮影)

オーディオケーブル専門店(ノマドスタッフ撮影)


電子基板専門店(ノマドスタッフ撮影)


中古書店には日本の漫画の中国語版も(ノマドスタッフ撮影)


他にも、スマホ用のLEDリングライトやスタンドなど、スマホ関連のグッズを扱う専門店も多いようです。

というのも近年台湾では、YouTubeやInstagramを活用して独自に商品PRを行う飲食店やネイルサロンが増えています。そういった傾向のせいか、この手の専門店には男性客だけでなく、若い女性客も多くいました。


(ノマドスタッフ撮影)


この雰囲気、中国の電気街や問屋街をも思わせますね…


(ノマドスタッフ撮影)



―三創生活園區


外観(ノマドスタッフ撮影)


外観はなんとも近未来的な建築!12階建てで、10階~12階はコワーキングスペースやミニシアターになっています。

地下にはフードコート、9階には飲食店が入っており、ショッピングに疲れたら休憩もできるお店が充実しています。


1階では期間限定で、日本のアニメとのコラボカフェがオープンしていました。この日は夏休み中の学生を中心に、若者でにぎわっていました。

他にもASUSがPCゲーマー向けに発表しているシリーズ、ROG専門コーナーや、SAMSUNG、HUAWEIの直営店も1階に集まっています。



(ノマドスタッフ撮影)


(ノマドスタッフ撮影)


2階には中国の総合家電メーカー シャオミストアもあります。

最近日本にも進出を果たし、知名度が上がっているシャオミ(小米)。台湾には数年前に旗艦店がオープンし、そのコスパの高さから、人気急上昇中のメーカーです。そのため平日にも関わらずこの人…


(ノマドスタッフ撮影)


IoT家電が強みでもあるシャオミですが、台湾でもお掃除ロボットや空気清浄機を買っている人が多かったです。


3階はカメラやVR機器、4階は最新家電、5階はオーディオ機器と、テーマごとに階が分かれています。

さらに、上の階に行くとコワーキングスペースや小さなイベントホールがあり、複合型商業施設のようなつくりになっています。

以前、弊社スタッフもこのイベントホールで、日本人アーティストのライブを観たことがあるそうです。コロナが収束したら、またここでライブをやって欲しいと話していました。



―路面店・地下街エリア



(ノマドスタッフ撮影)


(ノマドスタッフ撮影)


基本的にはワンフロアだけの小さなお店が並んでいます。PC専門店や、メーカーの専門店のほかに古本屋やローカルフードの店も多く、お隣の台北科技大学の学生さんがよく利用しているそうです。


ただ、光華にも入っているようなお店が路面店でやっているイメージが強いです。

弊社台湾人スタッフによれば、このエリアにある店は、光華にも入っていることが多いため、光華と三創で買い物を済ませてしまうことが多いそうです…


さっそく行ってみると、地下街入口はモールと異なり、かなりディープな雰囲気が漂っています。

こういった入口を見ると、思わず入りたくなっちゃう人もいるのではないでしょうか!?


(ノマドスタッフ撮影)


B1、B2に分かれており、どちらも電装部品を取り扱う専門店が入っています。中は秋葉原のラジオ会館さながらの雰囲気。



(ノマドスタッフ撮影)



既成品のガジェットよりも、専門性の高い部品や用具が多く取り揃えられており、ここはお隣の科技大学の学生や、仕事道具を求めてやってきているプロのお客さんが多いようです。



記事担当者:台湾ノマドスタッフKより


今回はガイドブックにもあまり載っていないディープな電気街を歩いてみました。

皆さん各々の目的に合わせて、買い物に来ていました。例えば、同型のPCでも店によって売値が数百元~数千元単位で変わってくることもあるため、少しでも安く買いたい!という地元民たちがじっくり時間をかけて、あちこち練り歩き、商品と店を選ぶそうです。

疲れたら地下や1階のフードコートで休憩、なんてしていたら、この電気街で1日中過ごせそうですね。

日本ではなかなか手に入りにくいめずらしい商品や部品も売られているので、ぜひ出張や旅行で台湾に来られた際には、ちょっと変わったお土産を探しに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※日本での利用が推奨されていない商品もあります。商品概要を確認し、十分注意してご購入ください。



写真で台湾!Instagramにて公開中

▼ノマド 台北女子社員日記

台湾勤務の台日スタッフが、日々の暮らしの中からディープな台湾を発信しています。




最新記事

すべて表示
bottom of page