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〈続報〉新型コロナ院内感染まとめ1/28~2/7

1月12日に北部・桃園市内の病院にて発生した院内感染について、引き続き接触者による新たな感染が確認されています。1月28日~2月7日までに確認された新規国内感染者は5人でした。下記に国内感染状況をまとめて紹介します。



1月30日

中央感染症指揮センターは、4人の国内感染を確認したと発表しました。4人はいずれも院内感染の関係者でした。


4人のうち3人は、1月18日に感染が確認された看護師と同居する家族で、80代男女と20代女性でした。3人は1月18日に受けたPCR検査で陰性が確認されたのち、自宅隔離をしていました。

80代女性は慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心不全などの病歴があり、1月28日に食欲不振、倦怠感、発熱などの症状がみられ、29日になると咳や呼吸困難が出たため再度検査を行ったところ、陽性が判明しましたが、29日夜に亡くなりました。20代女性と80代男性は、亡くなった女性と一緒に再度PCR検査を受けたところ陽性が確認されました。


残りの1人は50代の男性で、1月23日に母親の付き添いで病院に訪れていました。母親が治療の際に、1月24日に感染が確認された60代男性と接触していたため、1月29日にPCR検査を受けたところ陽性が確認されました。なお、母親は陰性でした。



2月5日

40代女性1人の感染を確認。1月12日に感染が確認された看護師、1月20日に感染が確認された60代女性と接触がありました。女性は1月12日から自宅隔離していましたが、2月1日に喉の痛みを感じ、2月4日にPCR検査を受けたところ感染が確認されました。



出典:疾管家※2021/2/5 LINE配信画像

※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。




クラスターが発生した病院職員と外来・救急患者の自主健康管理を2月7日に解除

桃園市内の病院でクラスターが発生したことを受け、中央感染症指揮センターは、1月22日に特別措置(当病院の診療数を減らし、入院患者を転院・退院させることなど)を取りました。また1月6日~21日の間に入院していた患者に対して自宅隔離を要請しました。また、他の医療機関にも1月6日以降病院に来ていた外来・救急患者の健康保険証のカード情報内に「自主健康管理」の印をつけ警戒を強化させました。


特別措置が出されてから14日が経過し、2月3日から5日までに病院の従業員2,135人にPCR検査を行いましたが全員陰性でした。そのため病院職員と外来・救急患者の保険証のカード情報内の「自主健康管理」の印を2月7日に解除すると発表しました。これにより大規模な自宅隔離要請が解除されました。




出典:疾管家※2021/2/7LINE配信画像

※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。



台湾国内の最新の感染状況分布図は以下よりご確認いただけます。

yahoo!新聞 新冠肺炎全球疫情


参考記事



台湾ノマド 担当Sより

院内クラスターが確認されてからおよそ20日が経過しました。病院関係者や接触のあった人々を速やかに自宅隔離と自主健康管理させる対策を行い、現在のところ街中での感染は確認されていません。台湾では迅速な判断と対応で感染拡大を防ぐことに成功しています。



上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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