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〈続報〉台湾 新型コロナ院内感染によるクラスターが発生

更新日:2021年2月16日

1月12日に北部・桃園市内の病院にて発生した院内感染について、引き続き接触者による新たな感染が確認されています。1月20日~1月27日までに新たに6人の新規国内感染者が確認されました。感染状況を時系列にまとめて紹介します。



1月20日

1月12日に感染が確認された看護師と同居していた60代女性の感染を確認。1月12日にPCR検査したところ陰性でしが、在宅隔離中だった18日に発熱があり検査を受けたところ、感染が確認されました。

また中央感染指揮センターは1月18日、19日に感染が確認された看護師とその家族が12日から18日までに滞在した場所を公表し、同日に現地へ訪れた方に向けて2月1日まで自己管理を行うよう呼びかけました。症状が疑われる場合は、医療機関を受診し公共交通機関を利用することはできません。


1月22日

90代男性と60代女性の計2人の感染を確認。男性は1月上旬からこの病院に入院していた患者で、1月11日に行ったPCR検査は陰性が出たため、15日に退院しました。

しかし、16日に男性のケアを担当していた看護師の感染が確認されたため、男性は在宅隔離をしていました。21日の診察で発熱と肺浸潤(肺胞内に膿や血液、タンパク質などの空気よりも密度の高い物質が浸み出した状態)の症状があったため入院となり22日に陽性と診断されました。

男性と同居している家族は3人おり、うち2人は男性の介護者で、1月16日に感染が確認された看護師との接触がありましたが、17日に受けたPCR検査では陰性でした。

家族の残り1人は本日感染が確認された60代の女性です。女性は90代の男性が退院するまで食事の準備と配送をしていました。1月21日に検査を受け、感染が確認されました。


1月23日

50代女性1人の感染を確認。女性は1月22日に感染が確認された90代男性の家族で、男性の介護をしていました。17日の検査では陰性で在宅隔離が続いていましたが、再度検査したところ感染が確認されました。



大規模な在宅隔離要請

中央感染症指揮センターは24日、今回の院内感染について振り返り、1月6日~19日の間に、以下の三点に当てはまる人は14日間の隔離の後、新型コロナウイルス検査を受けさらに7日間の自主健康管理が必要になると述べました。対象者は推定で5000人近くに上るそうです。

(1)院内感染が起きた病院から退院した患者とその同居人

(2)院内感染が起きた病院から退院した患者に付き添った人と、付き添った人の同居人

(3)1月24日に感染が確認された男性と病院にいる時に接触した人






台湾国内の最新の感染状況分布図は以下よりご確認いただけます。

yahoo!新聞 新冠肺炎全球疫情



参考記事

https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/4a_tHMrTUQqvY7U-7RVxjw?typeid=9

https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/Xv051wyor0OEWtcXy0fpwQ?typeid=9

https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/cxcnQVA22DgMLh8gr2v_wA?typeid=9

https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/se4cnyhlfJa1-f6Ro5FWTA?typeid=9



上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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