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続く感染増の中、濃厚接触者隔離期間短縮、新型コロナの規制緩和始まる

更新日:2022年6月20日

台湾では新型コロナの感染者が急増しており、5月2日には一日の国内感染者数が16,936人となり、一万人を超える過去最高の感染者数を記録し続けています。ですが、現在流行しているのはオミクロン株であり、感染者の9割が軽症者または無症状のため、新型コロナに関する規制の緩和が続いています。



目次
・隔離期間を短縮する3+4在宅隔離プランを実施
・5月1日から5月31日まで新型コロナウイルスの対策を緩和、実聯制を廃止


隔離期間を短縮する3+4在宅隔離プランを実施

中央感染症指揮センターは4月26日より、濃厚接触者の自宅隔離日数を10日間としていましたが、7日間へ短縮する “3+4プラン”を発表しました。


3+4プランは、3日の自宅隔離+ 4日の自己健康管理を行います。隔離期間にあたる最初の3日間は、外出せずに、原則、一人一部屋で過ごします。一人で使用できる浴室・トイレがない場合は、使用後にきちんと消毒を行います。3日間の隔離期間終了後に簡易検査で陰性の場合は、4日間の自己健康管理に入ります。


自己健康管理の期間中は、毎日簡易検査を行います。陰性の場合は、買い物をしたり公共機関を利用することができ、マスクを着用すれば旅行も可能です。しかし、外食・集会・混雑した場所で不特定多数の人と接触することは禁止されています。

また、学生は学校で感染者が確認された場合、登校できません。関連する規則に違反した場合、法律に従い最高100万NTドルの罰金が科せられます。

出典:疾管家※2022/4/25 LINE配信画像

参考記事:




5月1日から5月31日まで新型コロナウイルスの対策を緩和、実聯制を廃止

中央感染症指揮センターは4月27日、新しい感染対策を発表しました。


1.実聯制の廃止

事業所および公共エリア(公共交通機関/飲食する場所)での実聯制(名前と連絡先の申請)を廃止し、「台湾ソーシャルディスタンスアプリ」のダウンロードと利用を呼びかけます。


2.マスクの緩和

マスクの着用に関する規制は、現状維持です。外出時は常時マスクを着用する必要があります。


<マスク要>

歌うときはマスクを着用してください。


<マスク不要>

以下はマスク着用の必要ありませんが、携帯する必要があります。また、ソーシャルディスタンスを維持できない場合は、マスクの着用が必要です。


①屋内および屋外のスポーツ

②屋内と屋外で個人/グループの写真を取る時

③家族で同じ車に乗っている場合、または同じ車に同乗者がいない場合

④ライブ放送、ビデオ撮影、司会進行、報道、スピーチ、講演、講義など

⑤農林業、水産、畜産の労働者は、オープンスペース(畑、山、森など)で働く方

⑥山や森や海辺での活動

⑦温泉、冷泉、サウナ、海水浴場などマスクが濡れる可能性のある場所

(1)外出時の食事はマスクの着用を免除

(2)中央感染症指揮センターまたは所管官庁が指定する場所または活動

(例:芸術的パフォーマンス/撮影クルー/テレビメインキャスターなどの出演者が正式に撮影を行う場合、競技中のスポーツ競技会の講演、競技者および審判など公式に撮影する場合など)において、中央感染症指揮センターまた所轄機関が関連する新型コロナの防止策に準拠している場合、マスクを一時的に外すことができます。


3. 公共エリアの感染対策

事業所および公共エリア(公共交通機関を含む)体温測定、環境衛生の強化、従業員の健康管理および確認された感染事案への迅速な対応を厳守する必要があります。


4.スーパーマーケット、市場などの感染対策

事業所/公共エリアでのエピデミック防止対策によると、人の流れの管理は不要であり、試飲も可能です。

5.公共交通機関の飲食について

高速鉄道、鉄道、長距離バス、船、国内航空路線車両での飲食は可能です。


6.ケータリング会場の感染対策

体温測定、手洗いの設備と消毒用品を提供する必要があります。宴会のテーブルごとの乾杯は不可です。上記の措置に違反したものは法令に基づき罰せられ、期限内に改善を行わない者はサービスを提供することができません。


7.宗教的な場所・および集会活動

内政部によって規定された流行防止措置に従い対応が必要です。

出典:疾管家※2022/4/27LINE配信画像

参考記事:


台湾ノマド担当Sより

今まで台湾ではお店や建物に入る際は、名前と連絡先を申告する実聯制が必要でしたが、4月末から廃止されました。毎回手間に感じていましたが、それがなくなるそうなのでまた一歩元の生活に近づいたと感じます。しかし、感染者はまだまだ増えており、マスクの着用も必須なので今後も防疫対策を心がけながら生活していきたいと思います。



上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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