新型コロナ感染拡大が続く台湾。入境後の検疫日数を7日に短縮
更新日:2022年5月10日
中央感染症指揮センターは、オミクロン変異株の潜伏期間が短いことを考慮し、5月9日から入境後の検疫日数を10日から7日に短縮するなど、新型コロナ対策の緩和が続いています。
目次
・入境後の検疫日数を7日に短縮
・簡易検査キット実名制販売開始
1.検疫の日数と場所
在宅検疫または、防疫ホテルの滞在どちらかを選ぶことができます。
①在宅検疫日数は、入境日を0日目として7日間です。その後7日間の自己健康管理を継続します。
②本人または親戚・友人の住居で一人一戸(一人一部屋で、浴室やトイレもついた一人で使える部屋のこと)を原則とし、条件を満たさない場合は防疫ホテルに滞在し7日間の検疫を行う必要があります。
③検疫期間中、同日に入境する家族や同居者は、希望に応じて一緒に自宅や友人の住居、また防疫ホテルに滞在することもできます。しかしシングルルームは狭いので2人までの滞在をおすすめします。
2.検査方法
①PCR検査:PCR検査は入境時現在の対策に従って実施されます。
②家庭用簡易検査の検査:
(1)7日目の検疫最終日に簡易検査を実施します。検疫期間中に症状が出ることを想定して、予備の検査キット(1個)も用意されています。
(2)2歳未満の自宅検疫中の方が検疫期間満了日にPCR検査を行います。また自分で検査できない場合は、地方自治体は支援する人員を手配する必要があります。
(3)家庭用簡易検査キットは、入境時に空港職員によって配布されます。
出典:疾管家※2022/5/3 LINE配信画像
参考記事:
簡易検査キット実名制販売開始
台湾では新型コロナの感染拡大により、家庭用簡易検査キットの需要が高まっています。中央感染症指揮センターは、4月28日から簡易検査キットの実名制(IDカードなど身分証の提示)による販売を開始すると発表しました。感染流行を制御して、困っている人々が手頃な価格の簡易検査キットを購入できるようになることが期待されています。
実名制購入システムは以下の通りです。
1.販売モデル:マスク実名システム1.0販売方法に従います
2.販売拠点:全国で4,909の薬局と58の保健所
3.販売対象:健康保険証・居留証をお持ちの方。年齢制限無し
4.購入個数:身分証番号ごとに1個のみ購入可能(代理購入も可能)※1個につき5回分セット
5.販売価格:1個500元(返品・交換不可)
6.購入可能な日:ID番号の最後の1桁が奇数…月・水・金曜日 偶数…火・木・土曜日
7.販売数:少なくとも1000万人分(1つ5個セットで5000万回分)
8.問い合わせ先:中央健康保険局、食品医療薬品局、薬剤師協会の公式サイト
出典:疾管家※2022/4/27 LINE配信画像
参考記事:
上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。
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