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4月1日よりパラオ共和国との団体旅行再開へ

中央感染症指揮センターは、4月1日より新型コロナウイルスの感染対策を考慮しながら、台湾とパラオ共和国の観光・経済活動の活性化を期待した「トラベルバブル(相互国合意の域内旅行)」を開始することを発表しました。


これは台湾とパラオとの間の団体旅行(旅行会社が企画したツアー旅行)の受付を再開するもので、台湾が海外とトラベルバブルを行うのは初の試みです。フライトは週に2便で、最大乗客数は1便あたり110人。旅行日数の上限は8日(入境日と出境日を含む)までです。

感染のリスクを最小限に抑え、トラベルバブルの安全性と円滑な促進を確保するために、旅行計画は次の原則に準拠する必要があります。



<旅行計画の条件>

  1. 団体旅行のみ(旅行会社が企画したツアー旅行)で個人旅行は不可

  2. 観光は混雑を避けたり地域住民から離れた場所など、適切な場所やルートを事前に選択

  3. 各観光地へは必ず専用の送迎車を利用し、その車両は毎日清掃・消毒をします

  4. 参加者はパラオの地域保健局によって承認された「防疫措置および安全認証」を取得したホテルにのみ滞在できます

  5. レストランには専用のダイニングエリアと適切な配給(グループに分け、時間をずらして食事をとるなど)をして、出入り口の動線と座席の配置を適切に計画し、ソーシャルディスタンスを維持する必要があります

出典:疾管家※2021/3/17LINE配信画像


<参加の条件>

団体旅行に参加することができる乗客の条件は以下になります。

  • 6ヵ月以内に出入国歴がない方

  • 過去2ヵ月間に在宅隔離・在宅検疫・自主健康管理の対象になっていない方

  • 過去3ヵ月間に新型コロナウイルスに感染していない方

  • 出発前に空港でPCR検査を受けて陰性だった方


<出国前の流れ>

ツアー参加者は出発前に空港でPCR検査を受けます。パラオに到着後は再度、PCR検査や14日間の隔離を受ける必要がなく、そのままツアー旅行に参加できます。


<帰国後の流れ>

パラオから台湾に戻る際にはPCR検査を受ける必要がなく、台湾に戻った後も自宅検疫を免除されます。しかし、帰国後5日以内は自主健康管理の強化版を行います。強化版自主健康管理の5日目に自己負担でPCR検査を行い、陰性だった場合は帰国後14日目まで一般的な自主健康管理に変更となります。


<帰国後5日目まで強化版の自主健康管理>

  • ツアー同行者を除いて、住居は一人一部屋で当事者専用の浴室がある部屋で過ごす

  • ツアー参加者と暮らす人は、マスクの着用・ソーシャルディスタンスの保持・一緒に食事をしないなど適切な防疫措置を行う

  • 症状が出なければ外出はできますが、限られた活動しかできず公共交通機関も利用不可、混雑した場所への立ち入りは禁止です

  • 日常の活動や連絡先を記録する必要があり、不特定多数の人と会うことはできません



中央指揮センターは、台湾とパラオは比較的新型コロナの流行が少ない国であり、安全を確保しつつ便利な方法で両国間の観光を再開することが期待されると述べました。

また交通部観光局はパラオでの観光再開計画に協力しパラオから台湾への団体旅行客を歓迎し、旅行業界に計画に従って問題を対処するよう要請しています。


出典:疾管家※2021/3/17LINE配信画像



〇パラオ共和国について

太平洋の島国。国内の新型コロナウイルス感染者が0人でありながら、2021年1月から、医療従事者や高リスク者を中心にアメリカのモデルナが開発したワクチン接種を開始しています。



記事担当者 台湾ノマドSより

台湾ではついに団体ツアーでの海外旅行が再開されることになりました。

3月12日に、台湾旅行会社のライオントラベルがパラオツアーのオンライン予約を開始したところ、1週間足らずで申込数が400件を超え、KKdayでも予約開始後3日で1000件近くの申し込みがあったそうです。制限も多く帰国後も自主健康管理期間がありますが、海外旅行を心待ちにしている台湾の人々にとってうれしいニュースとなりました。


参考記事:



上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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