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台湾 新型コロナワクチン情報

更新日:2021年8月3日

台湾のワクチン接種者は7月31日の時点で8,088,871人です。今回も中央感染症指揮センターより発表があった、これまでの接種の状況やワクチンについて紹介します。

※画像はGoogle新聞 スクリーンショットより


購入ワクチンが続々到着

アストラゼネカ社製ワクチンの第2陣(62.6万回分)、第3陣(56万回分)モデルナ社製ワクチン第4陣(35万回分)が桃園空港に到着しました。

台湾で購入したアストラゼネカ社製ワクチンは3月3日に届いた第1陣(11.7万回分)と今回の2~3陣と合わせて1,303万回分が到着しています。

モデルナ社製ワクチンは5月8日に15万回分、6月18日に24万回分、6月30日に41万回、今回35万回分と合わせて115万回分が到着しています。


日本が台湾に3度目のワクチンを提供

中央感染症指揮センターは7月15日、日本政府が提供したアストラゼネカ社製ワクチン(97万回分)が桃園空港に到着したと発表しました。通関手続きが完了後、検査を行いワクチン接種が実施されていきます。


日本はこれまでに、6月4日に124万回分、7月8日に113万回分のアストラゼネカワクチンを提供しており、計約334万回分を支援しました。

これを受けて台湾の蔡英文総統は、自身のTwitter内にて下記のようにコメントしました。


蔡英文総統コメント
日本による台湾へのワクチン供与は、これで合計330万回分以上となります。この「友情のワクチン」は、台湾が集団免疫を獲得するための重要な支柱であり、いつも助け合い、かけがえのない台日関係の証です。台湾の国民は、助けを必要とするときに手を差し伸べてくれた人たちのことを絶対に忘れません。

参考記事:



7月19日 台湾初の国産ワクチンを承認

新型コロナウイルスの感染予防のニーズに応えるため、衛生福利部食品薬物管理署は、国内の化学製品製造管理、薬学、毒物学、臨床医学、公衆衛生、法律、医療倫理の分野が集まった専門家会議を開き、高端が開発した新しい新型コロナワクチンについて話し合いました。

審査と議論を行ったところ、台湾の製薬会社である高端が開発したワクチンがアストラゼネカ社製ワクチンの中和抗体に劣らないと証明され、「新冠疫苗專案製造或輸入技術性資料審查基準」を満たし、また安全性データからも大きな懸念がないことからワクチンの承認を決定しました。承認理由は以下のとおりです。


1. 高端が開発したワクチンとアストラゼネカ社製ワクチンの、従来株に対する中和抗体の幾何平均抗体値(geometric mean titer ratio, GMTR)の95%信頼区間の下限値は3.4倍で、標準の0.67倍を大きく上回りました。
2. 高端が開発したワクチンの血清反応率(sero-response rate)の95%信頼区間の下限値は95.5%であり、標準の50%を大きく上回りました。

ワクチンの国内流行とワクチンの緊急な需要があることを確認する前に、医学的なメリットとリスクのバランスを評価するために、21人の専門家が会議に出席し、議長は投票に参加せず、18人が同意(3人が承認、15人が条件付きで合格)、1人が再検討、1人が反対しました。

食品薬物管理署は「薬事法第48-2条」に準拠した高端製ワクチンの製造を認証しました。20歳以上の成人を接種対象として、28日間隔で2回接種します。さらに専門家会議は、プロジェクトの承認とワクチンの製造期間中、製造会社は毎月の安全性モニタリングレポートを提出する必要があり、また承認後1年以内にワクチン保護有効性レポートの国内および海外での実施が必要であると提案しました。

参考記事:



7月22日 モデルナ社製ワクチン3,600万回分を追加契約

中央感染症指揮センターは7月22日、アメリカのモデルナ社と3,500万回分の新型コロナウイルスワクチンの供給に関する2年間の契約に署名したと発表しました。

2022年と2023年にかけて二種類のワクチンを購入し、その中には次世代ワクチンも含まれており、変異ウイルス株の脅威に対応し、より多くの集団ワクチン接種を提供すると述べました。また同時に購入した100万回分のワクチンは今年10月から供給されます。

中央感染症指揮センターは、今年2月8日にモデルナ社と505万回分のワクチンの供給契約を締結し、115万回分のワクチンが到着しています。

参考記事:



上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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