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台湾 新型コロナワクチン情報 (接種状況 前編)

更新日:2021年6月24日

台湾のワクチン接種者は6月20日時点で1,541,732人です。今回は中央感染症指揮センターより発表があった、これまでの接種の状況やワクチンについて紹介します。

※画像はGoogle新聞 スクリーンショットより



4月23日

警察・憲兵・介護施設や社会福祉施設の従事者・被介護者の接種始まる

中央感染症指揮センターは、接種計画の優先順位5位6位の社会秩序を維持する従事者(警察・憲兵)と介護施設や社会福祉施設の従事者と被介護者またそのスタッフの公費ワクチン接種を始めると発表しました。いずれも感染リスクが高く、また感染症と感染後の重篤な合併症の恐れがある方々です。



5月3日

優先順位1〜3位の同居家族も公費ワクチン対象者に

中央感染症指揮センターは、接種計画の優先順位1〜3位の医療従事者、政府防疫関係者、高リスク最前線の業務従事者(航空会社乗務員、海上輸送船の船員、防疫タクシー運転手、防疫ホテルスタッフなど)の同居している家族も公費ワクチン接種の対象者に含めると発表しました。こちらは中華航空の貨物機パイロットの家族から新型コロナの感染者が複数確認されたためです。

また優先順位1位に含まれていなかった医療機関(薬局、献血機関、病理学機関、医療研究所など)とその同居家族も公費ワクチン接種の対象になることが発表されました。



5月5日

無給のワクチン接種休暇の申請が可能に

中央感染症指揮センターは、新型コロナウイルスのワクチン接種率を高めるために、無給のワクチン接種休暇を導入すると発表しました。対象者はワクチンを接種した労働者と公務員で、接種日から翌日の24時までに副作用があった場合、接種を受けた当日と翌日までの期間に休暇を申請することができます。

休暇申請はワクチンを接種した証明書以外、資料を提出する必要はありません。雇用主は申請を拒否することはできず、休暇によって不当な扱いや処分をすることはできません。



5月10日

軍人と65歳以上の高齢者が公費ワクチン接種可能に

接種計画の優先順位7位の国家の安全を維持する業務従事者(軍人、軍事組織職員)と、8位の65歳以上の高齢者の公費ワクチン接種が可能になると発表がありました。



5月15日

自費でのワクチン接種の予約を停止

中央感染症指揮センターは、公費ワクチン接種者へのワクチン提供を優先するため、5月15日から自費によるワクチン接種の予約を停止することを発表しました。すでにワクチン接種の予約をしている人は自費で接種を受けることができます。


今後国内の感染状況やワクチンの輸入数に応じて、海外に行く人々が自費でワクチン接種を受けられるよう割り当てる予定です。中央感染症指揮センターは公費によるワクチン接種を受けられる方はできるだけ早く受けるように呼びかけています。

開始当時は接種を受ける人が少なかったため、一部を自費に回していましたが、感染者が急増して接種希望者が増えたため、一時的に停止することになりました。

※6月22日現在でも停止中です



5月19日

COVAXにて割り当てられた41万回分のアストラゼネカ社製ワクチンの第二弾が到着

COVAXを通じて配布された410,400回分のアストラゼネカ社製ワクチンの第二弾が桃園国際空港に到着したことを発表しました。

このワクチンは指定された冷蔵倉庫に直接配送して、検査後にワクチン接種を開始する予定です。承認されたワクチンは5月27日より台北市・新北市の優先順位1~3位の未接種者と台北市・新北市以外の県市の優先順位1位の未接種者に向けて15万回分が割り当てられ、残りの26万は、6月10日より、全国の優先順位1~3位の未接種者を対象とし、状況に応じて優先順位4~8位の方を対象に振り分けられました。


ワクチンの種類については、ノマドニュース“台湾新型コロナワクチン情報“を参照




5月28日 モデルナ社製15万回分のワクチンが到着

5月27日、15万回分のモデルナ社製ワクチンの第一弾が5月28日に桃園国際空港に到着しました。このワクチンは台湾独自でモデルナ社から購入したもので、2月8日にアメリカのモデルナ社と505万回分の新型コロナウイルスワクチンの供給契約を締結したと発表されていました。6月9日より全国の新型コロナウイルスの専門病院に振り分けられる予定です。



6月2日

アストラゼネカ社製ワクチンを打った30代男性に副反応

中央感染症指揮センターの発表によると、5月12日に30代男性が、アストラゼネカ社製ワクチンの1回目の接種を行ったのちに、発熱や頭痛などの症状が現れたため、血液検査や頭部のMRI検査を行ったところ、血小板減少をともなう血栓症の兆候が見られたと発表しました。男性は血栓症症候群(TTS)と診断され、迅速な治療により現在の状態は安定しているとのことです。

中央感染症指揮センターは、ワクチンを接種後、28日以内に重度の頭痛が継続している場合、視覚変化やてんかん発作、接種後24時間以内に重度の呼吸困難や腹痛、足のむくみやあざなどの症状が現れた場合、速やかに医師の診察を受け、ワクチン接種を行ったことを報告するようにと述べています。


※日本政府が提供したワクチンではありません(6月4日に台湾へ到着のため)



上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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