台湾 第6回鉄路弁当節をレポート!
更新日:2020年12月25日
11月13日~16日、台北駅にて第6回鉄路弁当節が開催されました。新型コロナウイルスの影響で一時開催が心配されていましたが、台湾国内の旅行ブームや海外旅行気分を味わいに来たお客さんなどで、昨年を上回る賑わいをみせました。今回はイベントの様子を紹介します。
鉄路弁当節とは
交通部台湾鉄路管理局(台鉄)が主催する鉄道弁当フェスティバルです。台北駅の大きな広場、メインステーションにて、台湾の鉄道会社を中心に駅弁の販売や鉄道を使った観光PRを行っています。
毎年、日本をはじめとする海外からの出展もあり、めずらしいお弁当を求めて多くのお客さんが訪れます。今年は新型コロナウイルスの影響により、海外の鉄道会社への招待が中止となり、海外ブースは現地法人がある会社のみ参加しました。
代わりに台湾ブースでは旅行会社、鉄道グッズ売場、ワークショップブース、イートインスペースを新設して、子どもから大人まで楽しめる充実したエリア展開を試みました。
<第6回鉄路弁当節 概要>
開催場所:台北駅(メインステーション1階)
開催期間:11月13日(金)~11月16日(月)
開催時間:10:00-18:00
出展者数:30ブース(台湾23、日本5、スイス1、フランス1)
来場者数:354,665人(2019年は325,872人)昨年比:8.8%増※
主催者:交通部台湾鉄路管理局
※来場者数は主催者発表
会場レポート!
イベント最終日の11月16日(月)、開場から1時間後の午前11時に訪れると、海外出展者の日本、スイス、フランスブースのお弁当は午前中の販売分がほぼ完売でした。
今年は混雑を避けるため、日本ブースでは整理券を配布し、整列待機用のポールパーテーションを用意していました。そのため、日本ブースの数量限定のお弁当は、朝5時から整理券を求めるお客さんの列ができていたそうです。
これには台湾ノマドスタッフもビックリ!
海外旅行好きが多いことで知られている台湾ですが、コロナの影響で海外旅行に行くことができないいま、旅行博やこうしたイベントで少しでも海外旅行気分を楽しみたい方が増えているのかもしれません。
<日本ブースの様子>
・東武鉄道(午前中のお弁当完売のお知らせ)
・JR東日本ブース
・ブース西武鉄道(左)・東武鉄道(右)
・島根県一畑電車(左)・近畿日本鉄道(右)
まだお弁当を販売していた台鉄ブースには、お昼近くになると少し列ができていました。人気のお弁当は午後からの販売を待つ列が出来ていたり、鉄道グッズを見に来た方、イートインスペースで食事を楽しむ人で賑わいをみせていました。
<台湾ブースの様子>
・台鉄のイートインスペースは莒光號(きょこうごう)に乗っているかのような本格的なつくり!
・イートインスペースの中はこんな感じ!
・ワークショップ風景
・グッズ販売ブース
・旅行会社 ライオントラベルブース
・ファミリーマートは特製弁当を販売!
・ステージイベントも盛り上がっていました
・台湾ブースの様子
・台湾ブースの様子
新型コロナウイルス対策
3密を避けるために、全出展者のお弁当展示エリアは廃止、会場内はマスク着用が必須でした。混雑を避けるため、各ブースで販売しているお弁当の個数と時間を書いたパネルを設置していました。
例年ですとオープンと同時に、各ブースにお弁当を買いに来たお客さんが駆け込んでくるような状況でしたが、今年は主催者が整列最後尾のプラカードを用意し、購入列ができたブースは列整理を行っていました。また、会場にはソーシャルディスタンスを保つ注意書きや食後前後の手洗いを促すプラカードもありました。
・マスク着用をアナウンス。マスクをしていない人は注意されます
・立食テーブルは定期消毒を行っています。ゴミはお持ち帰りをお願いしますと書いてあります
・列ができたブースは、最後尾を案内
今年は海外ブースの出展数が例年の半分以下となり、規模も縮小されると予想していましたが、イートインスペースやワークショップ、グッズ売場など、新しい試みを増やして、例年と同じ規模で会場を盛り上げていました。
新型コロナウイルスの影響で、制限を強いられることも多い中、こうした工夫をしながら新しいことにチャレンジする姿勢がとても大切だと感じました。
写真で台湾!Instagramにて公開中
▼ノマド 台北女子社員日記
台湾勤務の台日スタッフが、日々の暮らしの中からディープな台湾を発信しています。
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