7月・8月の国際線定期便就航状況
民航局が発表している国際定期便の就航状況を見てみましょう。
台湾政府は3月19日より全ての外国人(在住許可を持つ外国人とその他一部の例外を除く)の入国を禁止していましたが、6月22日以降一部のビジネス・留学目的等であれば、条件付きで入国が認められるようになりました。
そのため、7月に入り搭乗者数にも動きがありました。
〈外国人の入国者数〉
中国:906人 香港・マカオ:1,765人 その他:8,682人
6月と比べてみると便数、搭乗者数ともに伸びています。
〈外国人の入国者数〉
中国:761人 香港・マカオ:172人 その他:6,325人
また、8/24(月)~8/29(土)までの1週間の松山空港と桃園空港の就航状況を見てみましょう。
8/24(月)~8/29(土)の就航状況
5/18(月)~5/23(土)の就航状況
以前紹介した5/18(月)~5/23(土)の就航状況よりも若干ですが都市部の発着が増えているようですね。
さて、なにかおかしなところに気が付きませんか?
よく見ると8月25日の桃園空港の離発着地に「台北」と書かれていますね!
実はこれ、今年2020年1月23日に運航を開始した台湾の航空会社「スターラックス航空(星宇航空)」の出国体験機なんです。
就航日の8月25日(火)は旧暦の七夕。この日を台湾では「七夕節」や「情人節」というのですが、「情人」とは恋人という意味で、台湾ではバレンタインデーに該当します。外国の影響で2月14日も一応バレンタインデーは意識されているものの、台湾では断然夏のバレンタインデーが重要視されています。
そこに目を付けたスターラックス航空は、「七夕機で一緒に飛ぼう(比翼雙飛 七夕雙機)」というキャンペーンで、出国体験プランを販売しました。
飛行時間は約3時間。カップルをイメージする色としてドレスコードはピンクと白だったそうです。機内では映画や機内食が楽しめ、2人で7,888元。チケットはなんと発売5秒で完売したそうです!
みなさん特別な七夕を過ごせたようですね。
スターラックス航空(星宇航空)について
エバー航空の元董事長である張國煒さんによって設立されました。
パイロットの免許を持っていることから、新会社設立に伴い購入した飛行機を自ら操縦して高雄まで運ぶ姿が台湾では話題になりました。
2020年1月23日から正式な運行が始まり、現在は桃園国際空港から、マカオ、マレーシア(ペナン)、フィリピン(セブ)、ベトナム(ダナン)への便が出ています。
スターラックス航空HP→https://www.starlux-airlines.com/ja-JP
台湾各航空会社 7月より予約時に手数料が発生
台湾の各航空会社は航空券の予約に手数料を設けることを発表しました。
エバー航空とその子会社のユニー航空は7月1日より、またチャイナエアラインとその子会社のマンダリン航空は8月3日より、予約手数料5米ドル(約150台湾元)が1路線ごとに必要となります。
更にチャイナエアラインは航空券の変更・払い戻し規定を改定し、8月2日よりエコノミークラスの場合、変更手数料は4,000元から6,000元、払い戻し手数料は最大3,500元から最大6,000元に値上げとなります。
参考:三立新聞網
全日空 羽田―台北(松山)間の運行再開
8月3日より、全日空の羽田―台北間の運行が再開しました。現在、毎週月曜日と金曜日に各一往復の運航を行っています。最新の運行状況等は、ANAのHP内にある時刻表検索結果よりご確認ください。
ANA HP→https://bit.ly/3fo4Qlh
参考:民視新聞網
上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。
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