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5歳の女の子が台湾語でコロナ対策を呼びかけ

いま台湾では5歳の女の子がおじいちゃん、おばあちゃん世代に向けて台湾語でコロナ対策を呼びかける動画が話題となっています。コロナの感染拡大で緊張が高まる中、心がほっとするニュースを紹介します。



公開から4日間で45万回再生

TVBS新聞網のニュースによると、新竹に住む5歳の女の子 mon(モン)ちゃんが、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画が、公開から4日で45万回再生を記録したそうです。

内容はマスクをつけなかったり、防疫対策を守れていないおじいちゃんおばあちゃんに向けて、モンちゃんが流暢な台湾語でコロナ対策を呼びかけるものです。

動画はYouTubeチャンネルMon言Mon語より

動画内に出てくる「阿mon mon」というワード。阿とは子供によく使われる敬称で、日本でいう「~ちゃん」です


動画の中では、マスクの正しいつけ方からソーシャルディスタンス、多くのお店で実施している実聯制(実連制)のやり方までをわかりやすく解説して、感染対策は自分を守るだけでなく、ほかの人を守ることにもつながるなど、コロナ対策の大切なポイントを教えてくれます。


また、マスクについては「私は普通のマスクより3D版マスク(立体マスク)の方が快適で好きです。ぜひ試してみてね」と一般的な不織布マスクが快適でないと感じる人に向けて、モンちゃんおすすめのマスクを紹介してくれます。


モンちゃんのキュートな説明に、動画を見た多くの人たちが、自分のおじいちゃん、おばあちゃんに動画を見せてあげる動きが起こり、再生回数が急上昇しています。


この動画を見たおじいちゃん、おばあちゃんからは、

「孫に言われていたことは、聞いちゃうわね。やっぱり孫は、可愛いから。おじいちゃんも一緒。息子のいう事は、あんまり聞かないわね」

「小さい子が話してくれるといいね」という声がありました。

息子に言われるよりも、孫に言われる方が素直に聞けるのは、世界共通なのかもしれませんね。

※TVBS新聞網街頭インタビューより

動画はTVBS NEWSより



ちなみに、なぜ台湾語かというと、現在台湾で一般的に使われている中国語は、1949年蔣介石が中国大陸から国民党政府を台湾に移し、初代総統として統治した時代から使われるようになったため、多くの年配者は中国語よりも台湾語になじみがあります。そのような年配の方は家庭でも普段から台湾語を話しています。そのため、モンちゃんはおじいちゃん、おばあちゃんに向けて台湾語で感染対策を呼びかけていました。


また、台湾では家族3世代で住んでいる家庭も多く、両親が共働きで不在の間、祖父母と孫が一緒にいる時間が長く、おじいちゃん、おばあちゃんが話す台湾語を聞いて、自然に台湾語を覚える子供も少なくありません。そういう背景があるためモンちゃんが流暢な台湾語を話せると考えられます。動画はモンちゃんが話す台湾語に合わせて中国語の字幕も付いているため、ぜひ比べてみてください!


参考資料:TVBS新聞網





日本ありがとう!ワクチン提供に感謝言葉!

モンちゃんの動画チャンネルMon言Mon語では、日本政府が台湾に無償で提供したワクチンに対する感謝の気持ちを日本語で伝えてくれています。動画の中でモンちゃんは「大人になったら何回も日本に行きたい。日本が大好き」と話しています。日本も台湾も一日も早くコロナが収束して、自由な往来ができるようになることを願います。

動画はYouTubeチャンネルMon言Mon語より



モンちゃんのYouTubeチャンネル

Mon言Mon語はコチラ→





【お知らせ】

台湾の毎日の感染者数はノマドニュースのTwitterで発表しています。こちらもぜひチェックしてみてください。


上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。


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