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「防疫新生活運動」始まる。防疫措置緩和へ

更新日:2020年5月26日


中央感染症指揮センターは台湾国内の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることを考慮し、防疫措置を段階的に緩和する方針を発表しました。今回発表された緩和内容をお伝えします。


中国 湖北省からの帰国緩和


中央感染症指揮センターは5月6日の記者会見で、中国の湖北省に滞在している台湾人は個人での帰国が可能になったと発表しました。帰国希望者はこれまで、台湾政府が用意したチャーター機での帰国のみが認められていました。

ただし、依然として感染リスクが高いとして、帰国後は政府が用意する施設にて14日間の集中検疫が義務付けられています。

今回の緩和措置について中央感染症指揮センターは、中国大陸では新型コロナウイルスの感染リスクが徐々に減っており交通機関なども回復傾向にあるが、今後も新型コロナウイルスに対する防疫を油断しないと述べました。



日常生活の防疫緩和


台湾国内の感染症が落ち着いていることを考慮し、防疫と日常生活を両立させるために防疫措置を段階的に緩和していくと発表しました。


■5月6日に緩和が発表されたもの


  • 山部にある国立公園(玉山、太魯閣、雪霸)の山小屋などの宿泊施設では、これまで客室内のベッド数を減らしての営業を行っていましたが、7日より通常の営業となり宿泊施設の新規予約ができるようになりました。


  • 無観客試合を行っていたプロ野球は、8日より1試合につき1000名まで入場できるようになりました。


レジャーを楽しむ時には手洗いを心がけ、個人の衛生管理を遵守するよう呼び掛けています。外出の際は、室内1.5メートル以上・室外1メートル以上のソーシャルディスタンスを保つ必要があります。保つことができない場合はマスクの着用が必須です。発熱または呼吸器に症状が出た方は必ずマスクを着用し、外出を控えます。病院に行く必要がある場合にはリスクを回避するために、公共交通機関は使用禁止となります。


「防疫新生活運動」始まる。生活を楽しみながら経済促進をめざす


中央感染症指揮センターは、現在営業を停止しているカラオケ、ナイトクラブ、ダンスホールなどについて、各県と市の判断で防疫と安全措置が認められる場合は5月8日より営業再開を許可するとの方針を発表しました。

また、新たな取り組みとして一般市民が正常な生活に戻るため「防疫新生活運動」の推進を発表。個人での衛生習慣を維持しながら、下記の防疫措置を実施しているお店や施設は安心して楽しむことができると述べています。この取り組みは生活の質を向上させ、経済発展を促進させる新しい生活様式になると期待を寄せています。


下記の条件に当てはまる事業者は安心して利用できる


1. ソーシャルディスタンスを保っている

例:室内1.5メートル以上・室外1メートル以上の距離を置く。座席は梅花座(前後左右がすべて空席になる座り方)を取ること、またはアクリル板で仕切る。


2. 衛生管理が徹底している

例:消費者にマスクの着用を求めること、体温測定、入口と室内に手洗い用品か設備を提供する。

実名制を導入し、混雑時の入場制限をする。そして定期的に店を消毒する。

消防安全検査と建築物公共安全検査に合格する


※3月25日より集団感染を防ぐため、室内100人・室外500人を超える集会活動やイベントを自粛要請していましたが、上記の条件をすべて満たせば人数の制限を設けません。


出典:疾管家※2020/05/08LINE配信画像

※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。


参考:衛生福利部疾病管制署より





上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。→お問い合わせフォームへ


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