新型コロナウイルス台湾国内感染状況
中央感染症指揮センターは12月22日の記者会見にて、海外渡航歴のない30代女性1名の新規感染が確認されたことを発表しました。台湾国内での感染者はおよそ8か月ぶりです。
女性はすでに感染が確認されている、ニュージーランド人の男性パイロットの友人でした。
中央感染症指揮センターは、感染源となっているニュージーランド人の男性が12月8日から12日までの間に訪れた士林区のデパートを公表。同一時間に各店に滞在していた人に対して、自己管理と、12月25日までにコロナと疑わしい症状があった場合は、すみやかに地域の検査機関に行くことを促しています。
・ニュージーランド人の男性が滞在した場所を公表し、注意を促している
画像:衛生福利部疾病管制署より
ニュージーランド人の男性 感染症防止法違反により違反金発生も
また、中央感染症指揮センターは、ニュージーランド人の男性が感染発覚当初、台湾での行動や濃厚接触者についてあいまいな申告しなかったため、感染症予防管理法第43条にある、「感染症または感染症の疑いのある患者は検査や調査などを拒否をしてはならない」という条例違反に当たるとして、最高で30万台湾ドルおよそ110万円の支払いを命じる見通しだと述べています。
出典:疾管家※2020/12/22LINE配信画像
※疾管家とは衛生福利部が発信するLINEの公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する最新情報を発信しています。
台湾国内の最新の感染状況分布図は以下よりご確認いただけます。
yahoo!新聞 新冠肺炎全球疫情
年末年始は感染対策の徹底を
中央感染症指揮センターは、12月22日の記者会見にて、年越しイベントやパーティーの規制は行わないものの、下記の感染症対策の徹底を呼びかけました。
1)主催者はイベント会場内に手指消毒液を置き、公共トイレなどはこまめに除菌消毒を行 い衛生管理に努めること。飲食物の販売は指定されたエリアのみ行うこと。
2)屋内でのイベントは全席指定のチケットのみ販売(無座席のチケット販売を禁止)。座席は実連制(名前と連絡先の申告)を徹底し、会場の入り口では検温と手指消毒を行うこと。
3)参加者はイベント中に必ずマスクを着用すること。飲食は不可(水分補給をのぞく)、
マスクをつけていない場合は罰金が課せられる。
4)自宅検疫、自主健康管理期間の対象者、または発熱、呼吸器症状、下痢、嗅覚・味覚障害などのコロナの症状が疑われる者はイベントに参加してはいけない。
5)コロナに関する防疫情報がすぐに把握できるよう、イベント参加者は携帯電話を所持
すること。
画像:衛生福利部疾病管制署より
参考:衛生福利部疾病管制署より
上記の情報は台湾政府や台湾の報道機関等が発信した情報を弊社で翻訳して日本の方にお伝えしているものです。誤訳や分かりにくい点がありましたら、順次、修正していきますので、こちらからご連絡ください。
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